キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪

紳士淑女の集わないこの『聖曙学園』の始業は極々普通である。

チャイムに合わせて着席する生徒。
遅刻して窓側の壁をロッククライミングして失敗する生徒。
様々な生徒がいるこの学校のとある教室。
いつもどおり着席して教師を待つ生徒の群れ。

ガラリと教室の教壇側の扉が開き・・・

生徒A「先生のダミーが素早く華麗にinを確認。」
生徒B「只今の着地はオリンピックより8.00が承認されノーベル賞が授与されます。」

委員長「だが、先生は既に俺の膝の上で早弁中だ。」
山田君「なにぃ!俺の弁当を食べているだとぉ!!」

山田君が暴動を起こす危険を感じた先生は素早く山田君の恥ずかしい(合成)写真を取り出すと窓から目一杯の力を込めて投げ放ちました。
匠の放つそのワザに山田君は釘バットを持って校長室に立て篭もり『釘バットちょ~こえ~』と呼ばれる事件を起こしました。

ここまでは日常の1コマでしたが、この日は少し勝手が違っていました。
核ミサイルも片手で破壊出来そうなまでに凄まじいオーラを先生が放ち始めたのです。

生徒は皆『すわっ、今日は給食費回収日かっ!』と思いました。

先生はゆっくりとした足取りで教壇に立つと龍の雄叫びはこれだと言わんばかりの大音声で叫びました。

先生「喜べ、男子~!今日は転校生をゲットしてきたぜ!!」

恐らく隣のクラスの先生をなぎ倒して転校生を横からかっさらったのでしょう。
隣の教室からお経聞こえるし。

先生「しかも年上のお姉様だぞ!」

しかし先生の期待したような喜びの雄叫びは聞こえませんでした。

先生「どうしたというのだ!?お姉様キャラを手放しで歓ばんとは!百合に持ち込む事だって出来る包容力を持った子だぞ!!」
鈴木君「先生。僕達中3です。同じ年ならまだしも年上は高こぴゃ!!!」
常日頃からご都合主義を阻む者は世界の敵と考える先生の鉄拳制裁によって鈴木君は人類史上初となる宇宙の果ての観測に成功しました。
後に世界を感動の渦に巻き込んだ名言「手加減してくれろ・・・」はこの時発したと言われております。
鈴木君に続けとばかりに勝負を挑んだ生徒はその大半が教壇に隠された秘密兵器・本生ワサビームカラシアエを受けて
「目が~、目が~~」
と彷徨うゾンビにされてしまいました。
"チャンスは逃さずお代わり三昧"を家訓にしている先生は更なる一撃を生徒に喰らわせるために援軍を呼ぶ事にしました。
先生「転校生カマァン!」
先生の呼び出しに呼応して最後列の佐藤さんの席がロケットのように垂直に飛び、天井に突き刺さりました。
佐藤さんの人柄と思わず吹いてしまう殉職の仕方に3階級特進が外部の人権保護団体によって可決しました。
嫉妬した校長と遺族の間でドロドロの愛憎劇があったのは言うまでもありません。

あまりの出来事に先生による鉄拳制裁戦が休戦状態になり、隣のクラスの葬式がダンスパーティーになるなか転校生は……闘牛にクラスチェンジするために渡米しました。
この転校生の予想外の展開に焦った教頭は校長を打ち倒し、大慌てで学校をアメリカに移転しました。
これにより全ての学生が"学生"属性と"転校生"属性を得てヲタク達の大きな支持を得る事になりました。

『転校生を求める内に転校生になっていた』

と当時を振り返った体育教師が述べ、俳句協会が季語にしてみました。

ED曲~誰がそんな季語使うねん!~